【S22最終11位 / S23最終4位】獄炎サンダーザシアン

S23お疲れ様でした。今回初めて最終1桁をとれました。
かなり完成度の高い構築と自負しているので最後まで読んでいただけると嬉しいです。

 

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【レンタル】(11/19 削除しました。)

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【構築経緯】

  平凡ノ助さんのS21の並び (ザシアン / ヒヒダルマ / バルジーナ / ヌオー / ヒードラン / マンタイン) の使用感が良かったのでこれをベースとし、以下の変更を加えました。

①ウーラオスが重いのでゴツメ枠をヌオー→サンダー
②ヌオーを外したことにより地面枠が必要になったのでマンタイントリトドン
③ヌオーを外したことによりメタモンが厳しくなったので、ザシアンの技構成をヒードランへの打点がないものへと変更
④崩しが不足しているためヒヒダルマを鉢巻へ変更
バルジーナがそもそも黒バドに勝てない、黒バド以外に全く出せない、マンムーガブリアス、ジガルデが重いことからポリゴン2へと変更

 

【コンセプト】

・ザシアンミラーのSラインで勝負しない。
・勝てない伝説を作らない。
・受け駒を絡めてザシアンを通す。

 

【個体紹介】

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ザシアン@朽ちた剣
特性 : 不撓の剣
性格 : 意地っ張り
実数値 : 197(236)-242(236+)-136(4)-×-136(4)-172(28)
技構成 : 巨獣斬 / じゃれつく / 炎の牙 / 剣の舞

 めっちゃ遅いザシアン。ミラーのSライン争いはあまりにも不毛であること、Sを上げてしまうと耐久か火力のどちらかを犠牲にしなければならず単体性能を損なうことからSラインは準速エースバーン抜きにとどめました。

 技構成がヒードランに打点がないものとなっているため、メタモンにコピーされてもヒードランに引いて安全にサイクルを回すことができます。(ただし逆にヒードランをコピーされてしまうとザシアンで倒せないので注意が必要です。)剣の舞はゴツメや静電気の試行回数を減らすのに重宝しました。

 ダイマックスのない環境ではザシアンを上から縛ったりザシアンに受け出して切り返していける駒が限られており、改めてこのポケモンが環境トップであると感じました。

 

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サンダー@ゴツゴツメット
特性 : 静電気
性格 : 図太い
実数値 : 197(252)-×-150(252+)-145-111(4)-118 (S個体値27)
技構成 : ボルトチェンジ / 暴風 / 電磁波 / 羽休め

 ザシアンの最高の相方でタイプ補完が抜群です。主に相手のザシアンに麻痺を入れる役割を担当していました。

 電磁波の採用に関してですが、接触攻撃をしてこない相手にも麻痺を入れられるため、ゲームプランが非常に立てやすかったです。本構築のSラインが低〜中速となっているので、麻痺を入れることによってS関係が逆転することが多く、切り返しや詰ませにおいて非常に有効でした。受け駒を多く採用しているので長いサイクルができ、痺れ待ちができる点も優秀です。

 ザシアン構築を組むなら必須のポケモンだと思います。

(※シーズン22ではS個体値Vのものを使っていました。)

 

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トリトドン@綺麗な抜け殻
特性 : 呼び水
性格 : 呑気
実数値 : 208(252)-103-132(252+)-113(4)-102-53(-)
技構成 : 熱湯 / 地震 / ド忘れ / 自己再生

 水の一貫を切れる見せポケ。選出機会が少なかったので対カイオーガに特化した型を使いました。(とはいえザシアン軸に出すことも考えて配分はHBです。)

 残飯瞑想カイオーガに対してもド忘れ地震でザシアンの圏内に入れる予定だったのですが、全て氷漬けになって負けました。

 綺麗な抜け殻を持たせることでカイオーガゴチルゼルのようなサイクルに崩されず、逆に相手を簡単に崩すことができて非常に優秀でした。

(※シーズン22では持ち物 : オボンのみ、性格: 図太い、技構成 : 熱湯 / 大地の力 / 身代わり / 自己再生でした。)

 

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ヒードラン@食べ残し
特性 : 貰い火
性格 : 穏やか
実数値: 198(252)-×-126-150-173(252+)-98(4)
技構成 : マグマストーム / 大地の力 / 挑発 / 守る

 本構築の核となるポケモンです。唯一無二の対ムゲンダイナ性能を持ち、日食ネクロズマにも地震が無ければ有利です。メタモン対策として全く汎用性を欠いていないのも優秀です。ザシアンに対してもインファイトがなければ勝てますし、あってもサンダー引きとの択にすることができます。

 ヒードランの欠点として不利対面を取る相手に大きく隙を見せるというのがありますが、エースバーンやウーラオスにはサンダー、水タイプにはトリトドンランドロスガブリアスといった地面タイプにはポリゴン2を後投げできるので、構築単位でケアが利きとても動かしやすかったです。

 マグマストームの命中不安を加味しても採用価値のあるポケモンであると考え最後まで使用しました。

 

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ポリゴン2@進化の輝石
特性 : アナライズ
性格 : 図太い
実数値 : 191(244)-×-156(252+)-125-115-82(12) 
技構成 : トライアタック / シャドーボール / 冷凍ビーム / 自己再生

 黒バドレックスに「アストラルビットを打たないでください」とお祈りをする枠です。このポケモンがいると黒バド使いの手元が狂い、サンダーやザシアンにエスパー技を打ってくるようになるのでこれらのポケモンの行動回数を増やすことができました。

 構築単位で重いマンムーガブリアス、ジガルデに強いことがとても優秀です。交代際に上振れ要素を押し付けられるのがいつも通り強かったです。

 

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ヒヒダルマ@拘り鉢巻
特性 : 五里霧
性格 : 意地っ張り
実数値 : 180-211(252+)-75-×-76(4)-147(252)
技構成 : 氷柱落とし / フレアドライブ / 地震 / 岩雪崩

 上5体で不足する崩しの枠です。主にヌオー絡みのサイクルに選出していました。

 他の崩しの駒(鉢巻ウーラオス、鉢巻カイリュー)と比べるとムゲンダイナ+ヌオーの並びを崩せる点、ドヒドイデに毒菱を撒く隙を与えない点が優秀だと考えました。

 岩雪崩はホウオウ意識で採用しました。

 

【構築の要点】

・単体性能の高い受け駒

 本構築の核となる部分はサンダー、ヒードラントリトドン、ポリゴン2の受けサイクルです。この4体に共通しているのが、上振れ性能とある程度の攻撃性能があることです。これにより交代際で負荷をかけることができ、後手に回らないサイクルを形成することができました。

・搦め手や崩しへの回答、崩し性能の確保

 軸の受け駒4体のサイクルは強力ですが、上からの高火力(ザシアン、鉢巻ラオスなど)やトリック、こちらが崩すことのできないサイクルに対しては大きく後手に回ってしまいます。これらへの回答がザシアンとヒヒダルマです。ザシアンは高い攻撃力と素早さから多くのアタッカーを上から縛ることができ、トリックを打ってくる相手にも後出しが利きます。相手にはこちらの受けを崩すこととザシアンで縛られないこと両方を満たした立ち回りを要求することができました。またヒヒダルマは火力がバカなので受け駒が再生技を打ってくるタイミングで着地させることで相手が受からない状況を作ることができました。

 

【結果】
S22
TN ソード  11位

S23
TN Longinus  4位 

【感想】
 初めての最終1桁とても嬉しいです。過去に1桁チャレを3回失敗したりS22では11位から最後勝っても順位が変わらなかったりしたこともあり今回4位という順位をとれてほっとしています。この結果に慢心することなく今後も頑張っていきたいです。

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【S21最終46位】双竜サンダーザシアン

S21お疲れさまでした。記念として残そうと思います。

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【レンタル】(10/24 公開終了しました。)

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【構築経緯】

 24日まで4桁を反復横跳びしていたがザシアンとサンダーとポリ2は強かったのでここからスタート。

 地面枠はカバルドンを使っていたが自分がカバを使うのがあまりに下手すぎるためランドロスに変更。

 相手のウオノラゴンと地面タイプが強すぎるのでこちらもウオノラゴンを採用。

 最後にムゲンダイナ+ヌオーを崩せて見た目ダイナに強そうな珠両刀ドラパルトを入れて完成。

 

【コンセプト】

対面操作から高火力アタッカーを着地させ、数的優位を取って逃げ切る。

 

【個体紹介】

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ザシアン@朽ちた剣
特性 : 不撓の剣
性格 : 意地っ張り
実数値 : 189(172)-244(252+)-135-×-135-179(84)
技構成 : 巨獣斬 / じゃれつく / ワイルドボルト / 炎の牙

 伝説枠です。他の伝説枠と比べて耐性、攻撃性能が高いと感じたため採用しました。

 Sラインは遅めのザシアンを抜くためにかなり高く設定したつもりだったのですが、最終日は抜かれていることの方が多く完全にミスでした。

 サブウェポンに炎の牙を採用することで、ハッサムギルガルドヌケニンを迅速に処理できて便利でした。

 

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サンダー@ゴツゴツメット
特性 : 静電気
性格 : 図太い
実数値 : 197(252)-99(-)-150(252+)-145-111(4)-110 (S個体値10)
技構成 : ボルトチェンジ / 熱風 / 蜻蛉返り / 羽休め

 ザシアンとタイプの補完が優れていると思い採用しました。 リスクリターンの計算しにくい暴風の採用は見送り、蜻蛉返りを採用することで地面タイプの後出しにも対応することができました。

 最終日に静電気を全然引いてくれませんでした。悲しい。

 

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ポリゴン2@進化の輝石
特性 : アナライズ
性格 : 図太い
実数値 : 191(244)-×-156(252+)-125-115-82(12) 
技構成 : トライアタック / シャドーボール / 身代わり / 自己再生

 黒バドレックス対策です。イカサマではなくシャドーボールを採用することで黒バドを乱数で落とせる他、裏のウーラオスに一貫しやすくなります。トーチカや鉄のとげに触れなくて良いのもよかったです。

 身代わりは冷凍ビームでも良いのですが、低速の崩し(ドヒドイデやヌオー)に抗うために今期も身代わりを採用しました。

 

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ウオノラゴン@拘り鉢巻
特性 : 頑丈顎
性格 : 陽気
実数値 : 165-142(252)-120-×-101(4)-139(252+)
技構成 : エラ噛み / 逆鱗 / 眠る / 寝言

 相手のウオノラゴンが最強すぎるために採用しました。ウオノラゴンミラーが多発したので性格は陽気にして立ち回りやすくしました。 

 最終日に気づいたのですが、基本的にウオノラゴンをウオノラゴンでみる選出をされることが多く、相手のウオノラゴン交代が見える場面では積極的に逆鱗を押すべきだと思いました。(特に相手がカバノラゴンの場合)

 

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ランドロス@突撃チョッキ
特性 : 威嚇
性格 : 意地っ張り
実数値 : 181(132)-216(252+)-111(4)-112(-)-101(4)-126(116)
技構成 : 地震 / 岩雪崩 / 蜻蛉返り / 草結び

 当初はステロを搭載したクッションだったのですが、構築単位でムゲンダイナがキツすぎるのと地震を一貫させるのが強いと感じたためアタッカーに変更しました。

 草結びでヌオーを殺すつもりだったのですが、そのような場面は1回もなかったです。

 

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ドラパルト@命の珠
特性 : クリアボディ
性格 : せっかち
実数値 : 163-172(252)-85(-)-152(252)-96(4)-178(+)
技構成 : ドラゴンアロー / 流星群 / 火炎放射 / 竜の舞

 ムゲンダイナ+ヌオーのようなサイクルを崩すのと見た目ムゲンダイナに強い駒が欲しいので採用しました。

 実際にはダイナにワンパンされるので受け以外には全く出せませんでした。もっと汎用性ある駒にした方が良さそうです。

 ヌオーの地震エアームドのアイへが痛かったのでDに下降補正をかけるべきでした。

 

【結果】

TN Altale 46位

【後語り】

 最終日の夜に日本語ロムを溶かして朝起きた後英語ロムを動かすも2連敗、ダメかと思ったそのとき急に流れが来て全勝して2100に乗せることができました。

 構築自体は決して強いとは言えませんでした。特にアタッカームゲンダイナにはなすすべなくほぼ負けてました。あとカイオーガもキツかったです。

 とても上位を目指せるものではなかったので次は完成度の高い構築を作れるよう頑張っていきたいと思います。

 

 

 

【S19最終16位 / S20最終18位】実力のウーラオス、運だけのポリゴン2

S19、20お疲れ様でした。自己ベストを大きく更新できた一方、壁を破れずに悔しいシーズンともなりました。

 

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【レンタル】(8/4 公開終了しました。)

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【構築経緯】

 ウツロイドに強い枠であるドリュウズを半年振りに使ってみたくなりここから組み始めました。そこで自分がS13で使っていたドリュサンダーラオスポリ2の並びをそのまま持ってきました。

 ここまででウオノラゴンが厳しいのと、受け回しをやってみたいと思ったので、ドヒドイデ+スカーフミミッキュを採用しました。

 当初はドリュウズを珠で採用していましたが、試運転をするとポリゴン2が破格の性能をしていることに気づき、ドリュウズにはダイマックスを切らずとも性能を発揮できる襷を持たせました。また、崩しを行う駒として、ドリュウズの代わりにウーラオスに珠を持たせました。

【コンセプト】

・確率の一方的な押し付け

・選出と立ち回りの幅を広くする

 

【個体紹介】

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ポリゴン2@進化の輝石
特性 : アナライズ
性格 : 控えめ
実数値 : 191(244)-×-114(28)-154(116+)-128(100)-83(20)
技構成 : トライアタック / 冷凍ビーム / 身代わり / 自己再生

 構築の軸です。幅広い相手に対応することができ、ダイマックスを絡めた強引な処理も可能な最強ポケモンです。

 トラアタと冷ビを連打することで追加効果をたくさん引くことができ、勝利に貢献してくれました。

 身代わりは相手の技の追加効果を防げるので下振れを防ぐことができ、事故が続いてレートが溶けることを防ぐ必須の技でした。

 シーズンを通して運が良いと感じることができたのは間違い無くこのポケモンのおかげでした。

 

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サンダー@鋭い嘴
特性 : 静電気
性格 : 臆病
実数値 : 165-×-106(4)-177(252)-110-167(252+)
技構成 : ボルトチェンジ / 暴風 / 怪電波 / 羽休め

 冠環境最強ポケモンです。鋭い嘴を持つことで確定数が変わる相手が多く、相手に考慮外の火力を押し付けることができます。命の珠とは違いダメージが入らないので、ダイマックスを切らずとも高い性能を発揮できます。

 構築単位でナットレイジバコイルが重いので怪電波は熱風と選択ですが、ピクシーなどを意識して怪電波を採用しました。

 

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ドリュウズ@気合の襷
特性 : 砂かき
性格 : 陽気
実数値 : 185-187(252)-81(4)-×-85-154(252+)
技構成 : 地震 / アイアンヘッド / 岩石封じ / 剣の舞

 地面枠です。冠環境終盤ではランドロスが大流行しましたが、対ウツロイド性能、非ダイマ時の動かしやすさ(≒サンダーとの同時選出のしやすさ)を考えると最後までこのポケモンしかいないと考えました。

 圧倒的に逆風な環境でしたが、構築に必要な要素の埋め合わせとして活躍してくれました。

 

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ドヒドイデ@黒いヘドロ
特性 : 再生力
性格 : 呑気
実数値 : 157(252)-83-224(252+)-73-163(4)-49(-)
技構成 : 熱湯 / 毒突き / 毒々 / 自己再生

 ウオノラゴンに強く、ポリゴン2と合わせて受け回しを行う枠です。毒を入れて相手を疲弊させる動き、ミミッキュのサポートから詰ませる動きがとても強力でした。

 毒突きはトーチカと選択ですが、タイプ相性を無視して居座るフェアリーを大きく削るために毒突きを採用しました。カプ・レヒレに崩しを任せているパーティーにはEasy winを取れました。

 

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ミミッキュ@拘りスカーフ
特性 : 化けの皮
性格 : 陽気 (※ミント補正)
実数値 : 131(4)-142(252)-100-×-125-162(252+)
技構成 : じゃれつく / ゴーストダイブ / 鬼火 / トリック

 ちょっと珍しいミミッキュ。スカーフトリックで相手の積みアタッカーを機能停止にしたり、鬼火を絡めて受けポケモンで詰ませる役割を担います。

 化けの皮を盾にあいてと殴り合ったりゴーストダイブダイマターンを枯らしたり様々な動きができます。

 格闘とドラゴンの一貫を切れて受け回しの補佐ができるのはこのポケモン特有だと感じました。

 

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水ウーラオス@命の珠 (※通常個体)
特性 : 不可視の拳
性格 : 陽気
実数値 : 175-182(252)-120-×-81(4)-163(252+)
技構成 : 水流連打 / インファイト / 雷パンチ / 冷凍パンチ

 上5体で崩せないサイクル(ドラン絡みやカバウツロなど)を崩します。相手視点まず命の珠を考えることはないため、不意のダイマックスから高火力を押し付けて崩す動きが強力でした。

 ヒードランドサイドンと対面させて裏に通る技を打つことで数的有利を取る動きを多用しました。

 

【構築の要点】

確率の一方的な押し付け

 ポリゴン2は相手のサンダーやポリゴン2と膠着状態になることが多く、その際にトラアタや冷凍ビームの運を押し付けることができます。

 確率の押し付けは拒否権がなく、追加効果を引いた瞬間に試合終了ということも少なくありませんでした。

 身代わりを採用することで相手のポリゴン2の追加効果を防ぐことができ、ポリ2ミラーでは高い確率で勝つことができました。

 

ダイマックスを誰にも切れる柔軟な試合展開

 この構築はドヒドイデ以外誰にダイマックスを切っても強く、好きなタイミングでダイマックスを切ることができ、プレイングの幅が広がりました。またダイマックス枠を固定しない副産物として選出幅を広くすることもできました。

 

対応範囲の広さ (対面、崩し、受け)

 この構築はポリゴン2を軸にした攻めよりのサイクルが基本ですが、襷ドリュウズミミッキュを絡めた対面的な選出、ウーラオスを絡めた崩し選出、ポリドヒドミミッキュの受け回しなど様々な選出ができるようになっています。

 相手に応じてこれらを使い分けることで、対応範囲を広げることができました。

 

【結果】

S19

TN ソード  16位
TN シールド 24位

 

S20

TN Anima  18位
TN コスモス 28位

 

【後語り】

 自身の記録を大きく更新できた一方、勝負所で負けたのが悔やまれます。(結果的にAnimaロムは放置で10位でしたが10位取るくらいならせっかくなら1桁取りたいので潜ったのは正解でした。) この悔しさを糧にさらなる高みを目指していきたいと思います。

 

 

【S17最終67位】オーガスタンダード

S17お疲れ様でした。保存に走ってしまいましたが竜王戦最終シーズンの記念として。

 

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【レンタル】(5/1  削除しました。)

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【構築経緯】

カイオーガ

・明確に不利な伝説がキュレム以外に存在しない

・上振れ要素を自然な形で採用できる

・選出誘導力が高くゲームプランを立てやすい

・サンダーとの相性が良い

ダイマックスを切れるので立ち回りの幅が広い

という理由から、伝説枠はカイオーガを続投した。

次に、相性補完の優れるHBサンダー、HDナットレイを採用。

これらで対処できない伝説や貯水ポケモン、ハピラキや受け回しを見る枠として鉢巻悪ウーラオス+珠ミミッキュを採用。

最後に地面枠として、ザシアン軸に選出しやすく単体性能の高い襷ガブリアスを採用して構築が完成した。

 

【コンセプト】

・サイクルを回してダメージレースで勝つ。

・上振れ要素を多く採用しストレスフリーにプレイする。

 

【個体紹介】

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カイオーガ@拘りスカーフ
特性 : 雨降らし
性格 : 臆病
実数値 : 175-×-111(4)-202(252)-160-156(252+)
技構成 : 潮吹き / 冷凍ビーム / 雷 / 熱湯

前期から続投。上から潮吹きで縛るのが一番わかりやすく強いのでスカーフ。
技を打ってるだけで上振れるのが楽しい。

 

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サンダー@ゴツゴツメット
特性 : 静電気
性格 : 図太い
実数値 : 197(252)-×-150(252+)-145-111(4)-120
技構成 : ボルトチェンジ / 暴風 / 熱風 / 羽休め

前期と同じ個体だが、キャンプでカレーを食べさせたことによって自覚が飛躍的に上がった。

物理アタッカーに投げて運ゲするのが主なので持ち物はゴツメ。

初手ザシアンと対面したらほぼ必ず地面に引かれたのでシーズン終盤はカイオーガに引いて釣り交換して遊んでいた。(多分相手怒らせた)

 

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ナットレイ@食べ残し
特性 : 鉄の棘
性格 : 生意気
実数値 : 181(252)-114-152(4)-×-184(252+)-22(-) (S個体値0)
技構成 : ジャイロボール / タネマシンガン / はたきおとす / 宿り木の種

カイオーガやゼルネアス、ナットレイに投げる枠。ゼルネアスに関しては可能であれば気合玉をケアしたプレイングをするように心がけていた。(てか大体もってた。)

タネマシンガンは毒毒との選択だが、毒をサンダーに打ったところで特段有利になるわけでもなくカイオーガナットレイに削りを優先したい場面が多かったのでタネマシンガンを選択した。

 

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悪ウーラオス@拘り鉢巻 (※キョダイ個体)
特性 : 不可視の拳
性格 : 意地っ張り
実数値 : 175-200(252+)-120-×-81(4)-149(252)
技構成 : 暗黒強打 / インファイト / 燕返し / ストーンエッジ

当初は陽気で採用していたが、ダメージ量が微妙に足らないことがあったので意地っ張りにした。(受けループのムゲンダイナとか)

ストーンエッジの枠は元は不意打ちだったが、一回も打たなかったので変更した。結局エッジも一回も打たなかったが、ホウオウ軸に選出しやすくなった点が良かった。

 

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ミミッキュ@命の珠
特性 : 化けの皮
性格 : 意地っ張り
実数値 : 131(4)-156(252+)-100-×-125-148(252)
技構成 : じゃれつく / ゴーストダイブ / 影打ち / 剣の舞

この環境では役割対象(白黒バドレックス、ルギア、ムゲンダイナやハピラキ、ゲロゲトドン)が明確に定まっており、それらを見る枠として選出することができ使用感はとても良かった。

役割対象である白黒バドレックス、ルギア、ムゲンダイナに対しては陽気にする意味がないので意地っ張り。HBサンダーを+2ダイフェアリーで確定で落とせたりB振りラッキーをサンダーのボルチェンと+2ダイフェアリーで確定で落とせたりする。

 

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ガブリアス@気合の襷
特性 : 鮫肌
性格 : 陽気
実数値 : 183-182(252)-115-×-106(4)-169(252+)
技構成 : スケイルショット / 地震 / 岩石封じ / 剣の舞

ここまでで重いサンダーやイベルタルに頑張れそうな地面枠。

岩石封じが本当に偉く、構築で重いサンダーやイベルタルへの安定打点になるだけでなく、スケイルショットを打つ回数を減らせるので技外しによる負けが減った。

襷メタバドサイでも良さそうだけどどう考えてもガブリアスの方が強そうなので変更しなかった。

 

 

【結果】

TN 168アート 67位
TN May      74位

【後語り】

最後の竜王戦環境で自分らしい構築を組めて満足しています。

保存に走った結果となりましたが、2ロム2桁は初めてですし及第点なんじゃないかなと思います。

それでもチキンプレイヤーであることは間違い無いので、いい加減脱却したいですね。

 

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Twitter: @ippei_poke

 

【S15最終86位】宇宙砲ムゲンカグヤ


S15お疲れ様でした。2桁に残れたので記事を書こうと思います。

 

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【レンタル】(※バレると世界一弱いです。)(4/27 削除しました。)

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【構築経緯】

最終日3日前までは受け寄りのムゲンカグヤを使用していた。しかし相手のサイクルにかける負荷が少なく、テッカグヤがサンダーやエースバーンなどと偶発対面したり釣り交換を決められたりした瞬間に試合が終わってしまう点が気になった。そこでそれを逆手に取った初手ダイマが強いのではないかと思い前のめりな構成に変更した。

 

【コンセプト】

・初手テッカグヤダイマックスで1.5体持って行った後、相手のSを上げさせずに退場する。削り残しの二体目をムゲンダイナのメテオビームで倒したのち、相手の3体目をダイマックス砲とメタモンで削り切る。

 ・上記のプレイングで対応できない構築に対し最低限のサイクルと奇襲を行う。


【個体紹介】

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テッカグヤ@命の珠
特性 : ビーストブースト
性格 : 控えめ
実数値 : 173(4)-×-123-174(252+)-121-113(252)
技構成 : エアスラッシュ / 火炎放射 / メテオビーム / てっていこうせん

 初手ダイマ枠。ダイジェットを打っていき、てっていこうせんで退場する。ラッキーと並べているので型誤認する人がほとんどであり、釣り交換を仕掛けてくる人にとてもよく刺さった。飛行半減でありてっていこうせんで自主退場できるので相手のSを上げさせない点がとても優秀。

 

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ムゲンダイナ@パワフルハーブ
特性 : プレッシャー
性格 : 臆病
実数値 : 215-×-115-197(252)-116(4)-200(252+)
技構成 : ダイマックス砲 / 火炎放射 / メテオビーム / 自己再生

 テッカグヤが削り残した相手をメテオビームで起点にする。打ち分けができ範囲が広いので様々な相手と雑に打ち合うことができる。技構成は範囲を取るため3Wは確定で、残りはTODの勝ち筋ができる自己再生を選択した。

 

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メタモン@拘りスカーフ
特性 : 変わり者
性格 : 生意気
実数値 : 155(252)-68-88(156)-×-89(100+)-47(-) (S個体値0)
技構成 : 変身

 ダイマックス砲で削り残した相手を上から殴る。ジェットを積まれようが上から殴れる点がとても優秀。明確な減少傾向にあったためか、終盤のザシアン入りはメタモンを軽視した構築になっていることがほとんどでありとてもよく刺さった。反面コピーする相手を間違えると即負けに繋がるのとダメージ感覚が必要であるため扱いが難しかった。

 

 

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ラッキー@進化の輝石
特性 : 自然回復
性格 : 腕白
実数値 : 325-25-62(252+)-×-141(124)-87(132)
技構成 : 地球投げ / 卵産み / 身代わり / 小さくなる

 テッカグヤの型誤認、相手の初手ダイマックスの抑制のために採用した。技構成は正直なんでも良いが、運勝ちを狙うために小さくなるを採用した。最終日上振れたのでこの選択は正解であった。HPが高いためTODで有利。

 

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エースバーン@ラムのみ
特性 : リベロ
性格 : 意地っ張り
実数値 : 155-184(252+)-95-×-96(4)-171(252)
技構成 : 火炎ボール / 思念の頭突き / 飛び跳ねる / ビルドアップ

 あくび展開への回答、受け崩しとして採用した。今期はこの型がまずケアされなかったのでとてもよく刺さった。朝に3戦もこの型が生きた試合があった。技がほとんど外れず追加効果をたくさん引いた。最後にFFの人に飛び跳ねる麻痺しびれを引いたが、ツイートしてしまったことで対戦相手にバレてしまった。

 

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霊獣ランドロス@突撃チョッキ
特性 : 威嚇
性格 : 意地っ張り
実数値 : 189(196)-216(252+)-111(4)-×-101(4)-117(44)
技構成 : 地震 / 空を飛ぶ / 岩石封じ / しっぺ返し

 記事を書いてる時に発覚したのですが、努力値配分無駄があって実数値がおかしいです。ワロタ。
 黒バドレックス+バンギラスの並びを破壊するためだけに採用した地面枠。ほとんど選出していないので努力値配分は正直どうでも良い。選出画面にいることが大事であった(受け回しにエアームドの選出を強制できる)。

 

【結果】
TN ゆき  86位 
TN    May  102位 

 

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 Twitter @ippei_poke

 

 

 

【S13最終72位】誘殺ドリュサンダー

 

S13お疲れ様でした。自身初の最終2桁を達成したので記念に記事にしようと思います。

 

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【レンタル】(5/16 削除しました。)

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【構築経緯】

前期9位のレノバスさんのレンタルを使ってみて、CSボルチェンサンダー+珠砂かきドリュウズ+襷ウーラオスの並びが強力だと感じここからスタート。

ドリュウズを通す上で障害となるランドロス、ステロあくび展開への回答としてラムブリザポスを採用。

残りはエースバーン、ドラパルト、サンダーなど広範囲と打ち合う枠として試行錯誤していたが、カイリュー+ポリゴン2が良さそうと感じたので 最終日まで使った。(英語ロムはドヒドイデ+ポリゴン2で使用し、他もちょっと変えた。)

 

【コンセプト】

サンダーのボルチェンなどからドリュウズを安全に着地させ、試合を展開する。

 

【個体紹介】

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ドリュウズ@命の珠
特性 : 砂かき
性格 : 意地っ張り
実数値 : 185-205(252+)-81(4)-×-85-140(252)
技構成 : 地震 / アイアンヘッド / ロックブラスト / 剣の舞

 構築の軸。サンダーが誘うウツロイド、HDポリゴン2、パッチラゴンなどに滅法強く、サンダーのボルチェンからこれらと対面させることで試合を有利に進められる(はずなんだけど高レートの人誰も引っかかってくれなくて悲しい)。

 サンダーがダイロックを誘うので、砂にタダ乗りする展開も多くあった。

 技選択が難しいのが難点だが、破格の抜き性能だった。

 

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サンダー@拘り眼鏡
特性 : 静電気
性格 : 臆病
実数値 : 165-×-106(4)-177(252)-110-167(252+)
技構成 : 10万ボルト / 暴風 / 熱風 / ボルトチェンジ

 現環境最強ポケモン。「ボルトチェンジ」から試合を作れる点がとても強い。

 ダイウォールの媒体が欲しかったので、嘴や磁石も候補。

 ボルトロスドサイドンと対面したら必ず交代読みをされるので、いったん居座ってから交代することを徹底していた。

 

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水ウーラオス@気合の襷
特性 : 不可視の拳
性格 : 陽気
実数値 : 175-182(252)-120-×-81(4)-163(252+)
技構成 : 水流連打 / インファイト / 雷パンチ / アクアジェット

 ドリュウズが先にダイマックスを切ることが多い(上からダイスチルやダイアースを撃つため)のでストッパーとして採用。

 ボルトチェンジからドリュウズを着地させられない相手(ウーラオス、ブリザポス、ポリゴン2)にはこいつが強いので、ドリュウズとの相性も良かった。

 

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ブリザポス@ラムのみ
特性 : 白のいななき
性格 : 意地っ張り
実数値 : 175-216(252+)-150-×-131(4)-82(252)
技構成 : つららばり / ヘビーボンバー / 10万馬力 / 剣の舞

 ドリュウズを軸にする以上、相手のランドロスを選出画面でビビらせる必要があると思い採用。ステロあくび展開の回答も兼ねてラムのみ。

 決まった時の破壊力は高いが、初手でウーラオスなどと対面すると引き先がないので、選出は慎重にする必要があった。

 

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カイリュー@弱点保険
特性 : マルチスケイル
性格 : 意地っ張り
実数値 : 197(244)-169(4+)-120(36)-×-121(4)-128(220)
技構成 : 逆鱗 / ダブルウイング / 竜の舞 / 羽休め

 エースバーン、ウオノラゴンに気持ち強いと思い採用した。実際にはウオノラゴンにダイマックスを切られて処理されたのでもう少し考えるべきだったかも。

 竜の舞、羽休め、弱点保険、ダイジェットを使えるのでかなり立ち回りの幅が広く、選出が腐りづらかった。ドリュウズとの相性も良く、選出の幅が広かったのも良かった。

 

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ポリゴン2@進化の輝石
特性 : トレース
性格 : 呑気
実数値 : 191(244)-100-156(252+)-125-117(12)-58(-) (S個体値0)
技構成 : イカサマ / 冷凍ビーム / スピードスワップ / 自己再生

 ここまでで重いドラパルトを見れて、見た目サンダーに強い枠。

 スピードスワップは構築に合っていなかったように感じたので、放電のほうがいいかもしれない。

 

【結果】

TN ゆき           72位  
TN Mini Tears 101位 

 

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Twitter @ippei_poke