S23お疲れ様でした。今回初めて最終1桁をとれました。
かなり完成度の高い構築と自負しているので最後まで読んでいただけると嬉しいです。
【レンタル】(11/19 削除しました。)
【構築経緯】
平凡ノ助さんのS21の並び (ザシアン / ヒヒダルマ / バルジーナ / ヌオー / ヒードラン / マンタイン) の使用感が良かったのでこれをベースとし、以下の変更を加えました。
①ウーラオスが重いのでゴツメ枠をヌオー→サンダー
②ヌオーを外したことにより地面枠が必要になったのでマンタイン→トリトドン
③ヌオーを外したことによりメタモンが厳しくなったので、ザシアンの技構成をヒードランへの打点がないものへと変更
④崩しが不足しているためヒヒダルマを鉢巻へ変更
⑤バルジーナがそもそも黒バドに勝てない、黒バド以外に全く出せない、マンムーやガブリアス、ジガルデが重いことからポリゴン2へと変更
【コンセプト】
・ザシアンミラーのSラインで勝負しない。
・勝てない伝説を作らない。
・受け駒を絡めてザシアンを通す。
【個体紹介】
ザシアン@朽ちた剣
特性 : 不撓の剣
性格 : 意地っ張り
実数値 : 197(236)-242(236+)-136(4)-×-136(4)-172(28)
技構成 : 巨獣斬 / じゃれつく / 炎の牙 / 剣の舞
めっちゃ遅いザシアン。ミラーのSライン争いはあまりにも不毛であること、Sを上げてしまうと耐久か火力のどちらかを犠牲にしなければならず単体性能を損なうことからSラインは準速エースバーン抜きにとどめました。
技構成がヒードランに打点がないものとなっているため、メタモンにコピーされてもヒードランに引いて安全にサイクルを回すことができます。(ただし逆にヒードランをコピーされてしまうとザシアンで倒せないので注意が必要です。)剣の舞はゴツメや静電気の試行回数を減らすのに重宝しました。
ダイマックスのない環境ではザシアンを上から縛ったりザシアンに受け出して切り返していける駒が限られており、改めてこのポケモンが環境トップであると感じました。
サンダー@ゴツゴツメット
特性 : 静電気
性格 : 図太い
実数値 : 197(252)-×-150(252+)-145-111(4)-118 (S個体値27)
技構成 : ボルトチェンジ / 暴風 / 電磁波 / 羽休め
ザシアンの最高の相方でタイプ補完が抜群です。主に相手のザシアンに麻痺を入れる役割を担当していました。
電磁波の採用に関してですが、接触攻撃をしてこない相手にも麻痺を入れられるため、ゲームプランが非常に立てやすかったです。本構築のSラインが低〜中速となっているので、麻痺を入れることによってS関係が逆転することが多く、切り返しや詰ませにおいて非常に有効でした。受け駒を多く採用しているので長いサイクルができ、痺れ待ちができる点も優秀です。
ザシアン構築を組むなら必須のポケモンだと思います。
(※シーズン22ではS個体値Vのものを使っていました。)
トリトドン@綺麗な抜け殻
特性 : 呼び水
性格 : 呑気
実数値 : 208(252)-103-132(252+)-113(4)-102-53(-)
技構成 : 熱湯 / 地震 / ド忘れ / 自己再生
水の一貫を切れる見せポケ。選出機会が少なかったので対カイオーガに特化した型を使いました。(とはいえザシアン軸に出すことも考えて配分はHBです。)
残飯瞑想カイオーガに対してもド忘れ地震でザシアンの圏内に入れる予定だったのですが、全て氷漬けになって負けました。
綺麗な抜け殻を持たせることでカイオーガ+ゴチルゼルのようなサイクルに崩されず、逆に相手を簡単に崩すことができて非常に優秀でした。
(※シーズン22では持ち物 : オボンのみ、性格: 図太い、技構成 : 熱湯 / 大地の力 / 身代わり / 自己再生でした。)
ヒードラン@食べ残し
特性 : 貰い火
性格 : 穏やか
実数値: 198(252)-×-126-150-173(252+)-98(4)
技構成 : マグマストーム / 大地の力 / 挑発 / 守る
本構築の核となるポケモンです。唯一無二の対ムゲンダイナ性能を持ち、日食ネクロズマにも地震が無ければ有利です。メタモン対策として全く汎用性を欠いていないのも優秀です。ザシアンに対してもインファイトがなければ勝てますし、あってもサンダー引きとの択にすることができます。
ヒードランの欠点として不利対面を取る相手に大きく隙を見せるというのがありますが、エースバーンやウーラオスにはサンダー、水タイプにはトリトドン、ランドロスやガブリアスといった地面タイプにはポリゴン2を後投げできるので、構築単位でケアが利きとても動かしやすかったです。
マグマストームの命中不安を加味しても採用価値のあるポケモンであると考え最後まで使用しました。
ポリゴン2@進化の輝石
特性 : アナライズ
性格 : 図太い
実数値 : 191(244)-×-156(252+)-125-115-82(12)
技構成 : トライアタック / シャドーボール / 冷凍ビーム / 自己再生
黒バドレックスに「アストラルビットを打たないでください」とお祈りをする枠です。このポケモンがいると黒バド使いの手元が狂い、サンダーやザシアンにエスパー技を打ってくるようになるのでこれらのポケモンの行動回数を増やすことができました。
構築単位で重いマンムー、ガブリアス、ジガルデに強いことがとても優秀です。交代際に上振れ要素を押し付けられるのがいつも通り強かったです。
ヒヒダルマ@拘り鉢巻
特性 : 五里霧中
性格 : 意地っ張り
実数値 : 180-211(252+)-75-×-76(4)-147(252)
技構成 : 氷柱落とし / フレアドライブ / 地震 / 岩雪崩
上5体で不足する崩しの枠です。主にヌオー絡みのサイクルに選出していました。
他の崩しの駒(鉢巻ウーラオス、鉢巻カイリュー)と比べるとムゲンダイナ+ヌオーの並びを崩せる点、ドヒドイデに毒菱を撒く隙を与えない点が優秀だと考えました。
岩雪崩はホウオウ意識で採用しました。
【構築の要点】
・単体性能の高い受け駒
本構築の核となる部分はサンダー、ヒードラン、トリトドン、ポリゴン2の受けサイクルです。この4体に共通しているのが、上振れ性能とある程度の攻撃性能があることです。これにより交代際で負荷をかけることができ、後手に回らないサイクルを形成することができました。
・搦め手や崩しへの回答、崩し性能の確保
軸の受け駒4体のサイクルは強力ですが、上からの高火力(ザシアン、鉢巻ラオスなど)やトリック、こちらが崩すことのできないサイクルに対しては大きく後手に回ってしまいます。これらへの回答がザシアンとヒヒダルマです。ザシアンは高い攻撃力と素早さから多くのアタッカーを上から縛ることができ、トリックを打ってくる相手にも後出しが利きます。相手にはこちらの受けを崩すこととザシアンで縛られないこと両方を満たした立ち回りを要求することができました。またヒヒダルマは火力がバカなので受け駒が再生技を打ってくるタイミングで着地させることで相手が受からない状況を作ることができました。
【結果】
S22
TN ソード 11位
S23
TN Longinus 4位
【感想】
初めての最終1桁とても嬉しいです。過去に1桁チャレを3回失敗したりS22では11位から最後勝っても順位が変わらなかったりしたこともあり今回4位という順位をとれてほっとしています。この結果に慢心することなく今後も頑張っていきたいです。