【S19最終16位 / S20最終18位】実力のウーラオス、運だけのポリゴン2

S19、20お疲れ様でした。自己ベストを大きく更新できた一方、壁を破れずに悔しいシーズンともなりました。

 

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【レンタル】(8/4 公開終了しました。)

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【構築経緯】

 ウツロイドに強い枠であるドリュウズを半年振りに使ってみたくなりここから組み始めました。そこで自分がS13で使っていたドリュサンダーラオスポリ2の並びをそのまま持ってきました。

 ここまででウオノラゴンが厳しいのと、受け回しをやってみたいと思ったので、ドヒドイデ+スカーフミミッキュを採用しました。

 当初はドリュウズを珠で採用していましたが、試運転をするとポリゴン2が破格の性能をしていることに気づき、ドリュウズにはダイマックスを切らずとも性能を発揮できる襷を持たせました。また、崩しを行う駒として、ドリュウズの代わりにウーラオスに珠を持たせました。

【コンセプト】

・確率の一方的な押し付け

・選出と立ち回りの幅を広くする

 

【個体紹介】

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ポリゴン2@進化の輝石
特性 : アナライズ
性格 : 控えめ
実数値 : 191(244)-×-114(28)-154(116+)-128(100)-83(20)
技構成 : トライアタック / 冷凍ビーム / 身代わり / 自己再生

 構築の軸です。幅広い相手に対応することができ、ダイマックスを絡めた強引な処理も可能な最強ポケモンです。

 トラアタと冷ビを連打することで追加効果をたくさん引くことができ、勝利に貢献してくれました。

 身代わりは相手の技の追加効果を防げるので下振れを防ぐことができ、事故が続いてレートが溶けることを防ぐ必須の技でした。

 シーズンを通して運が良いと感じることができたのは間違い無くこのポケモンのおかげでした。

 

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サンダー@鋭い嘴
特性 : 静電気
性格 : 臆病
実数値 : 165-×-106(4)-177(252)-110-167(252+)
技構成 : ボルトチェンジ / 暴風 / 怪電波 / 羽休め

 冠環境最強ポケモンです。鋭い嘴を持つことで確定数が変わる相手が多く、相手に考慮外の火力を押し付けることができます。命の珠とは違いダメージが入らないので、ダイマックスを切らずとも高い性能を発揮できます。

 構築単位でナットレイジバコイルが重いので怪電波は熱風と選択ですが、ピクシーなどを意識して怪電波を採用しました。

 

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ドリュウズ@気合の襷
特性 : 砂かき
性格 : 陽気
実数値 : 185-187(252)-81(4)-×-85-154(252+)
技構成 : 地震 / アイアンヘッド / 岩石封じ / 剣の舞

 地面枠です。冠環境終盤ではランドロスが大流行しましたが、対ウツロイド性能、非ダイマ時の動かしやすさ(≒サンダーとの同時選出のしやすさ)を考えると最後までこのポケモンしかいないと考えました。

 圧倒的に逆風な環境でしたが、構築に必要な要素の埋め合わせとして活躍してくれました。

 

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ドヒドイデ@黒いヘドロ
特性 : 再生力
性格 : 呑気
実数値 : 157(252)-83-224(252+)-73-163(4)-49(-)
技構成 : 熱湯 / 毒突き / 毒々 / 自己再生

 ウオノラゴンに強く、ポリゴン2と合わせて受け回しを行う枠です。毒を入れて相手を疲弊させる動き、ミミッキュのサポートから詰ませる動きがとても強力でした。

 毒突きはトーチカと選択ですが、タイプ相性を無視して居座るフェアリーを大きく削るために毒突きを採用しました。カプ・レヒレに崩しを任せているパーティーにはEasy winを取れました。

 

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ミミッキュ@拘りスカーフ
特性 : 化けの皮
性格 : 陽気 (※ミント補正)
実数値 : 131(4)-142(252)-100-×-125-162(252+)
技構成 : じゃれつく / ゴーストダイブ / 鬼火 / トリック

 ちょっと珍しいミミッキュ。スカーフトリックで相手の積みアタッカーを機能停止にしたり、鬼火を絡めて受けポケモンで詰ませる役割を担います。

 化けの皮を盾にあいてと殴り合ったりゴーストダイブダイマターンを枯らしたり様々な動きができます。

 格闘とドラゴンの一貫を切れて受け回しの補佐ができるのはこのポケモン特有だと感じました。

 

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水ウーラオス@命の珠 (※通常個体)
特性 : 不可視の拳
性格 : 陽気
実数値 : 175-182(252)-120-×-81(4)-163(252+)
技構成 : 水流連打 / インファイト / 雷パンチ / 冷凍パンチ

 上5体で崩せないサイクル(ドラン絡みやカバウツロなど)を崩します。相手視点まず命の珠を考えることはないため、不意のダイマックスから高火力を押し付けて崩す動きが強力でした。

 ヒードランドサイドンと対面させて裏に通る技を打つことで数的有利を取る動きを多用しました。

 

【構築の要点】

確率の一方的な押し付け

 ポリゴン2は相手のサンダーやポリゴン2と膠着状態になることが多く、その際にトラアタや冷凍ビームの運を押し付けることができます。

 確率の押し付けは拒否権がなく、追加効果を引いた瞬間に試合終了ということも少なくありませんでした。

 身代わりを採用することで相手のポリゴン2の追加効果を防ぐことができ、ポリ2ミラーでは高い確率で勝つことができました。

 

ダイマックスを誰にも切れる柔軟な試合展開

 この構築はドヒドイデ以外誰にダイマックスを切っても強く、好きなタイミングでダイマックスを切ることができ、プレイングの幅が広がりました。またダイマックス枠を固定しない副産物として選出幅を広くすることもできました。

 

対応範囲の広さ (対面、崩し、受け)

 この構築はポリゴン2を軸にした攻めよりのサイクルが基本ですが、襷ドリュウズミミッキュを絡めた対面的な選出、ウーラオスを絡めた崩し選出、ポリドヒドミミッキュの受け回しなど様々な選出ができるようになっています。

 相手に応じてこれらを使い分けることで、対応範囲を広げることができました。

 

【結果】

S19

TN ソード  16位
TN シールド 24位

 

S20

TN Anima  18位
TN コスモス 28位

 

【後語り】

 自身の記録を大きく更新できた一方、勝負所で負けたのが悔やまれます。(結果的にAnimaロムは放置で10位でしたが10位取るくらいならせっかくなら1桁取りたいので潜ったのは正解でした。) この悔しさを糧にさらなる高みを目指していきたいと思います。